ふんふんと聴いてみる

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【vol.773】

こんにちは！
梶原ピアノ教室　梶原香織です

春分の日

お彼岸ですね

今日は実家の母を連れて

お墓参りに行ってきました

京都市内は急に人が増えて

車も多くて混んでて

桜もちらほら咲き掛けているので

植物園前にも多くの人がいました

春、大好きな季節です

うちの家族全員、花粉症とは無縁なので

春が来るのが本当に楽しみで嬉しいのです

実家の前の「哲学の道」の桜

あと1週間くらいで満開になるかなあ

母との会話では

ある程度の忍耐力が必要です

同じことを数分のうちに何度も繰り返すので

その度

はじめて聞くかのように

ふんふんと話を聞きます

ここで

「さっきも言うたやん」

なんて言ってしまうと

本人は傷つき

話をしようとしたがらなくなります

認知症の人が

内にこもってしまうのは

より症状を重くしてしまいます

これは父の時に経験しているので

機嫌よくうなずきながら

聴くことを大切にしないといけません

人って

自分のことや思っていることを

いっぱい話そうとしますが

話すことよりも

聴くことの方が

数倍大切で難しいです

人間のできている（！）人は

うなずきながらニコニコと

人の話をじっくり聞いている人が多いです

耳を傾けること

耳をすますこと

この力は

ピアノを弾くことでも培われます

ピアノの音をただ聞くのではなく

ジッと耳をすまして聴く

このことで

音楽は

より深くより深い世界へ

私たちを導いてくれます

ピアノを弾くことって

ただ楽譜にある音を

再生するだけではないんです

そんなことを

少しずつ皆さんにもお伝えしています

ではまた明日に

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