【vol.1018】
こんにちは!
梶原ピアノ教室 梶原香織です
今日は久しぶりに映画に出かけました
見た映画がこちら
科学者中村栄一氏と
チェンバリスト、バロック音楽家の渡邊順生氏
二人の70歳の同級生の生き方に迫る
ドキュメンタリー映画でした
実は
私が20代に
チェンバロをお習いしていたのが
この渡邊先生
毎月、横浜のお宅まで
レッスンに通っていました
その懐かしい先生の
ドキュメント映画が公開になるというので
本当に久しぶりに
大阪まで出かけたわけです
先生の幼少時代のことや
中村氏との学生時代
そして
チェンバロの音を
ほんの30分聴いただけで
この楽器の専門家になると決めた
というエピソード
知らなかったです
そして
懐かしい先生のレッスン室も写りました
先生のレッスンに伺うと
まずはコーヒーを出してくださって
そのコーヒーを飲みながら
先生はバッハのお話をずーっとされて
レッスンが終わっても
次の生徒さんが来ないと
また延々バッハの話が続き
コーヒーを飲みながら
その話は知らずのうちに数時間にも及んで
帰りの新幹線の時間に間に合わなくて
慌てたことも度々…
でもそれがまた
全然知らない世界に
連れて行ってくださるようで
とても楽しかったのです
また
先生の先生である
チェンバロの巨匠
グスタフ・レオンハルト氏の話も
よく聞かせてくださいましたが
とても神経質な方だそうで
大阪に氏が来られたリサイタルの時も
「神経質な人だから…
会わせてあげられなくてごめんね」
と
弟子思いな言葉をかけて下さいました
いろんなことを思い出しながら
懐かしく映画を見ていました
20代の頃
私も頑張ってたなあ~と思いましたが
なんのなんの
先生の20代は
及びもつかない
もの凄いものだったようで
食事もせずに
朝起きたら
パジャマのまま
延々と練習を続けていらしたり
レオンハルト氏のレッスンには
毎週
リサイタル分の曲を持っていかねばならず
(リサイタル分ということはおよそ1時間分の曲)
しかも2回と
同じ曲を持っていけないということで
そりゃあ、想像を絶する大変さですよ
本当に死ぬ思いで
ついて行かれたのだなあと思います
映画になるくらいだから
もの凄い方というのは言うまでもないのですが
やはり痛感することは
努力をしたからと言って
それが報われるとは限らない
でも
成功している人は
間違いなく
とんでもない努力をしている
渡邊先生もやはり
そういう方でした
近いうちに
また先生の演奏をお聴きしたいです
ではまた明日に
梶原ピアノ教室
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