やればできる！

【vol.1661】

 

こんにちは
梶原ピアノ教室　梶原香織です

 

 

 

滞りなく

父を見送ることが出来ました

 

 

 

関係者の皆さま

教室の講師の皆さま、生徒の皆さま

 

また

父が大変お世話になった諸々の皆さま

 

本当にありがとうございました

 

 

 

 

 

 

父も

 

通夜、告別式、初七日と

そんな場でありながらも

 

孫やひ孫の元気な声が響く中で

 

ワイワイと見送られて

それはそれは喜んだと思います

 

 

 

 

 

そんな家族のだんらんの中に

コロナ禍の間

いることが出来なかったから

 

束の間

そんな風に感じてくれたのではないかな

 

 

 

 

 

 

父の旅立ちに際して

淋しさはもちろんあるけれど

 

私の妹が迎えに来てくれているはずなので

何の不安もなく

 

むしろ

再会を喜び合っているだろうと

安堵すらしています

 

 

 

 

 

 

波乱万丈の父の人生

 

 

 

世界を駆け巡った商社マンの時代
長い単身赴任生活

 

娘の突然の死、そして2週間後の自分の父の死

 

脱サラして自営業を始めた時代

 

悪性リンパ腫で余命1ヶ月と言われた時

それから20年以上生きた事実

 

借金が膨らみ苦労した晩年

水頭症、パーキンソン病、認知症の発症

 

 

それでも

それでも

生き抜いた父

 

 

 

93年のあっぱれな生涯でした

 

 

 

 

 

 

 

 

父からは

私が幼い頃からいつも

 

 

「やればできる！」

 

 

そう言い聞かせられて育ちました

 

 

 

 

 

 

音楽が好きで

 

音符は何も読めないけれど

クラシックのレコードは

何百枚も持っていて

 

 

よく自慢のステレオで

ベートーヴェンやブラームスの交響曲を

聴いていました

 

 

 

 

 

 

私が3歳になった時

まだレッスンに通う前に

アップライトピアノが家にやってきました

 

 

 

父の信条は

 

 

「本物でなければ」

 

 

でしたので

 

 

 

ピアノはもちろんのこと

 

洋服なども

仕立ての良いものを

 

 

食べるものも

良いものを

 

 

そんな風な教育方針でした

 

 

 

 

 

 

 

今こうやって

音楽の仕事を

させていただだけているのも

 

 

間違いなく

父のおかげだと思っています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父の施設で

コンサートが出来て本当に良かった

 

 

 

少しだけ

恩返しが出来た気分です

 

 

 

 

 

 

感謝は尽きません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さすがに

疲れましたので

 

少し休ませていただいて

 

 

また明日から

元気よくいきたいと思います

 

 

 

 

ではまた明日に